さて、今回から的を絞って記事を書いていきたいと思います。勉強法についてはたくさん語ってきたので、次は実践的なことをやっていきましょう。
このブログでは、基礎の基礎から始めていきたいと思います。
「英語全くわからん!」
という人はもちろん、英文法を初めから再確認したい人のために、第5文型からやっていきたいと思います。
まず、みなさんに覚えておいてもらいたいのが、ネイティブスピーカーにとって第5文型なんてものは本来意識しないものだということです。そして、最近では第5文型なんて習うからわからなくなるという意見も出てきていると思います。
しかし、英語について、または英文法について何も知らない人はまず始めにこれを知っておく必要があるんです。
第5文型を無意識で組み立てられるようになったら、もうこの言葉は忘れて結構です。
また、英文法を習い始める中学1年生や高校のテストのためにも参考になればと思います。
それでは始めていきましょう。今回は、第1文型です。
第1文型=主語+述語+(修飾語)
第1文型の構成は、S+V
のみです。S=主語で、V=述語で、述語は動詞のことだと思えばOKです。
念のため解説しますが、主語とは「私は」とか「君は」とか、「あの木は」とか、文の一番始めに来る言葉です。
動詞とは、「来る」とか、「投げる」などの、動作を表します。そしてこの動詞は、基本的に主語の次に来ます。
ここで例文を一つ挙げます。
"I go to school every day."
この意味はもうわかると思います。(気付いていないだけで実はみなさんは英語できるんですよ!)
まず、主語がI(私は)です。主語なので、一番最初に来ていますよね。日本語と同じです。
そして、今言ったように、主語の次が動詞なので、go(行く)が来ます。この二つでもう文の完成です。
では残りの文は何なのでしょう?
残りのto school every day(毎日学校に)は修飾語と呼ばれ、SVだけではあまり意味が通じない文にこの修飾語でその文を飾ってあげるものです。これは第5文型には必要のないものですが、なければ少し相手に通じにくくなります。だって、
「私行くよ!」
っていきなり言われても、「どこに?!」ってなるじゃないですか。その「どこに?!」を言ってあげるのが、この修飾語にあたります。(他にも「いつ?」や「どのように?」など)
ここで修飾語の見分け方についてですが、一番手っ取り早い覚え方は、
前置詞のある言葉と副詞は修飾語になる
ということを押さえておけば、まぁ大体正解でしょう。この他にもあるかもしれませんが、とりあえずこれを覚えておいてください。
今回の文で言えば、
to school のtoが前置詞なので、その後ろの言葉(school)も一緒に修飾語になります。要するにto schoolの2つで修飾語となるわけです。
every dayは「毎日」という副詞です。一見、名詞のように見えますが、そうではありません。もしここに名詞が来てもいいなら、次の文も作れるということになります。
"I go to school Sunday."
これは間違った英語ですね。正しくは、"I go to school on Sunday."です。「日曜日に」ということです。日本語ではその「に」がなくても厳密に言えば間違いではありますが普通に使われますよね。しかし、英語ではそうはいかないのです。補足ですが、on Sundaysの方が自然だと思います。Sundaysのようにsがつくと、毎週日曜日という意味になります。まぁこれは今回は関係ないのでここまでにしておきます。これは忘れてくださって結構です。
話は戻って、つまりこのevery dayは副詞の扱いとなり、修飾語になるんです。さっきの
「私行くよ!」、「どこに?!」
のときのように、今回は「私は学校に行くよ」、「いつ?!」を言っているのがこのevery dayです。
ちなみに、every dayについてですが、名詞や形容詞の場合は、単語をくっつけて "everyday"とするのが正解です。しかし、ネイティブであればあまり区別はしないかもしれませんね。
つまり、"every day"のように、単語と単語が離れていれば副詞です。もし英語の先生がこの区別をしていなかったら、ガツンと教えてやりましょう。笑
文を区切って考えてみる
それでは他の文で考えてみます。A lot of students were in the library at 7 in the morning.
まず主語となるのが、students(学生たち)です。A lot ofは「たくさんの」という形容詞的な扱いなので、A lot of students全てで主語となります。これを一応主部という言い方をします。一番の主語になるのはstudentsです。「たくさんの」などの形容詞はなくてもしっかりと文になるからです。
そして動詞となるのが、wereですね。areの過去形です。 areは動作じゃないじゃんと思うかもしれませんが、「be動詞」なので、動詞の扱いです。
そして、in(前置詞)があるので、その後ろのthe libraryと一緒に修飾語となります。
次のatも前置詞なので、その後ろの7と一緒に修飾語です。次のin the morningはもうわかりますね。
ちなみに文を区切れるようになると、完璧です。
A lot of students / were / in the library / at 7 / in the morning.
のようにです。
さて、これで一応第1文型は終わりです。文型の中で最も簡単ですが、どれが修飾語なのかを見極められないといけません。その覚え方は、副詞と前置詞とその後ろは修飾語ということです。
最後に、一番上の画像の文についてですが、
I / walk / to work / every day. (私は毎日歩いて仕事に行きます。)
となります。
次は第2文型について説明したいと思います。質問などはコメント欄もしくはTwitterからどうぞ。
それでは!
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