2013/12/09

"Original Updated by Walt Stoneburner"

私が現在留学中なのをご存じの方も多くなってきているかと思いますが、イギリスのマンチェスターという街にもやはり日本人はいるわけです。

そういう方たちと交流する中でどうしてもこれは言っておかなければいけないなと強く思ったことがあるのでここに共有したいと思います。



相手の英語の発音の悪さや文法ミス、単語のミスなどを気付いても指摘しない

英語を勉強していれば、必ず同じように英語を勉強している人と出会います。さらにその人の英語を聞く時が来ることが多いですし、また自分も話す機会が来るはずです。

その時に、英語のミスを指摘することは絶対に厳禁です。いくら文法を間違えていたって指摘する意味はありません。あなただって間違えます。

「教えてあげてる」

なんて余計なお世話です。ネイティブですら間違えます。間違った文法がネイティブ同士で使われる場合もたくさんあります。絶対にやめてください。

英語EQを高めることは実は一番大切かもしれない

なぜこんなことを言うのかというと、英語学習において、EQを高めることが一つの大切な要素になっているからです。

EQとは、Emotional Intelligence Quotientの略なのですが、日本語にすると「心の知能指数」と呼ばれているみたいです。

英語におけるEQとは、例えばEQが低いと、本来持っている英語の能力はすごくあるのに、恥ずかしさや英語を話す怖さが先行してしまって話すことができないという状態のことを言います。

私はそれは、日本人のシャイな性格もあるとは思うのですが、そんなことよりも間違いを指摘する人たちが周りにいることが話せなくなっている原因を作ってしまう場合がたくさんある気がします。

例えば学校でも、クラスには必ず間違いを鼻で笑っている人がいます。そんなことされたら次話すときに「また間違えたら・・・」って思ってしまうのは全然不思議なことではありません。

また、こういったことをするのは、英語力の比較的高い人に多いです。まぁそれはそうですよね、間違いに気づけるのは英語力の高い証拠です。しかしそれを相手に伝えることは絶対に良くないです。彼らがネイティブスピーカーであればまだ納得はできそうですが、同じ勉強中の身なのに偉そうに間違いを直すのだけは絶対にやめた方がいいことです。間違える度に直されてちゃあ話す気になれるわけがありません。

会話の中身に集中しましょう

日本人同士が英語で会話をする場合、それは英語の勉強でもありますが、やはり会話ということを忘れてはいけません。相手が間違っていようが、意味が分かれば会話は成立します。

文法ミスはないか単語ミスはないかとそういうことに気を使わないで、どういうことを言っているんだろうというところに重きを置いたほうがいいです。なぜならそれは会話だからです。

英語学習者の間には、なんとなく誰が一番すごいかを判断し合っている感じがあります。英語力を見るのもいいですが、会話を楽しむくらいの人の方が私はすごいと思います。

中国人の留学生などを見ているととても感心します。私が一番英語すごいのよ、という感じも一切出していませんし、何より会話の中身に注目をして楽しんでいます。なんなら日本人くらいのものでしょう。英語に異常なまでのコンプレックスを持っているのは。

英語力自慢大会を開くのをやめて、お互いに会話を楽しめるようになったら、日本人の英語力は上がってくる、もしくはすでに持っている英語力を惜しみなく発揮できるようになるのではないのでしょうか。

少し関連する記事も載せておきます→『留学してる奴、したことある奴、自惚れるな』

それではこの辺で。

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