英語の発音は難しいけど、手に入れたいもの。「英語舌」という言葉が生まれたり、その英語舌にするための器具までも存在し、ある国では英語舌にするために舌を整形する人までいます。
しかし、そんなものは全く意味がありません。意味がないというよりも、そんなことしなくても英語の発音はできるようになります。
英語の難しい発音の代表例が、「R」の音です。私たちの使う日本語には「R」の音はないからです。ローマ字で書けばRは使われますが、英語の発音で言うところのRの発音はないわけです。
今日はこのRの発音の仕方について説明していこうと思います。今までとは違った視点で説明するのですが、みなさんの助けになれば嬉しいです。
舌を丸めこもうとするな!
タイトルでは分かりやすく、丸めなくても大丈夫と書きましたが、実際には若干ですが丸まっています。学校などでは、「舌を丸めて発音します」と教えられますが、丸めると言われると、私たちは「丸めこむ」というところまでやってしまいがちなのです。しかし実際には丸め込むまではせず、舌の先を持ち上げる程度で全然大丈夫です。そしてその時、舌の先は上あごに触れないようにしてください。
具体的な説明を見ていきましょう!
もしどうしてもできない場合は、このようにやってみてください。まず、舌の両サイドをどちらも上の歯に軽く付けます(右の上奥歯と左の上奥歯)。そしてその両サイドを歯に付けたまま、舌先を上の方に持ち上げたり下げたりして「Rの音だなー」と思うまで調整します。
唇も同時に少しだけ小さくする
うまく上に持ち上げたら、同時に唇を小さくします(唇を絞るような形)。また、この時に力を入れて小さくしようとしないでください。英語の発音は、力を入れないことが自然な発音になるために大切です。そして発音をするときに、持ち上げた舌を下に下げる、もしくは普通の状態に戻します。それと同時に小さくした唇を開く、もしくは普通の状態に戻します。
「W」の発音をするとき(wineやwood)、唇が若干小さくなりますよね。それと同じ形で行ってみてください。その形は特に必要ない!という人もいるかもしれませんが、この唇の動きが意外と大事だったりします。
英語圏の小さな子供たちも、実は「R」の発音ができないことがあって、その子たちは代わりに「W」の音で代用するようです。例えば「Right」を「White」のように聞こえる感じで発音します(※ちなみに、whatやwhyのような「wh」の音を「ホワ」と発音するのは方言です。通常は、「ワ」と発音します)。このことからもわかるように、「W」を発音する時の唇の形は有効だと言えます。
「Wの唇+舌先を上あごに付かないように持ち上げる」
これを頭に入れながら練習してみてください。もちろん、録音も忘れずに!
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