2014/05/10


英語の発音は難しいけど、手に入れたいもの。「英語舌」という言葉が生まれたり、その英語舌にするための器具までも存在し、ある国では英語舌にするために舌を整形する人までいます。

しかし、そんなものは全く意味がありません。意味がないというよりも、そんなことしなくても英語の発音はできるようになります。

英語の難しい発音の代表例が、R」の音です。私たちの使う日本語にはRの音はないからです。ローマ字で書けばRは使われますが、英語の発音で言うところのRの発音はないわけです。

今日はこのRの発音の仕方について説明していこうと思います。今までとは違った視点で説明するのですが、みなさんの助けになれば嬉しいです。

舌を丸めこもうとするな!

タイトルでは分かりやすく、丸めなくても大丈夫と書きましたが、実際には若干ですが丸まっています。学校などでは、「舌を丸めて発音します」と教えられますが、丸めると言われると、私たちは「丸めこむ」というところまでやってしまいがちなのです。

しかし実際には丸め込むまではせず舌の先を持ち上げる程度で全然大丈夫です。そしてその時、舌の先は上あごに触れないようにしてください。

具体的な説明を見ていきましょう!

もしどうしてもできない場合は、このようにやってみてください。

まず、舌の両サイドをどちらも上の歯に軽く付けます(右の上奥歯と左の上奥歯)そしてその両サイドを歯に付けたまま舌先を上の方に持ち上げたり下げたりしてRの音だなーと思うまで調整します。

唇も同時に少しだけ小さくする

うまく上に持ち上げたら、同時に唇を小さくします(唇を絞るような形)また、この時に力を入れて小さくしようとしないでください。英語の発音は、力を入れないことが自然な発音になるために大切です。

そして発音をするときに、持ち上げた舌を下に下げるもしくは普通の状態に戻します。それと同時に小さくした唇を開く、もしくは普通の状態に戻します。

Wの発音をするとき(wineやwood)、唇が若干小さくなりますよね。それと同じ形で行ってみてください。その形は特に必要ない!という人もいるかもしれませんが、この唇の動きが意外と大事だったりします。

英語圏の小さな子供たちも、実はRの発音ができないことがあって、その子たちは代わりにWの音で代用するようです。例えば「Right」「White」のように聞こえる感じで発音します(※ちなみに、whatwhyのようなwhの音をホワと発音するのは方言です。通常は、と発音します)。このことからもわかるように、Wを発音する時の唇の形は有効だと言えます。

「Wの唇+舌先を上あごに付かないように持ち上げる」

これを頭に入れながら練習してみてください。もちろん、録音も忘れずに!

THの発音の真実も見る!→『舌を噛まなくても大丈夫!thの発音の真実

FとVの発音の真実も見る!→『唇を噛むのは嘘?!fとvの発音の真実


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