by Leo Raynolds
現在(2015年1月)このブログで最も多く読まれている記事が、『舌を噛まなくても大丈夫!thの発音の真実』ですが、自分で読んでいて説明があまり上手くないなと感じていました。しかし、最近になってとっておきのコツを発見しましたので、私の説明が下手くそ過ぎて理解できなかったという人のために、もう一度別の角度からシェアしたいと思います。
口を開ける時は、舌が上の歯と下の歯の間からほんの少しだけ出せる程度にする
前回の記事では、「舌の先を上の歯の”裏”にあてるだけ」というようなことを言いました。もちろんそれでもthの音にはなりますが、音を実際に出してみるとやっぱり違うかな?と感じてしまう場合がありそうです。では、その方法ではうまく行かないという人は、まだまだ語弊の残る「舌を噛む」という形に戻りましょう。 語弊があると言ったのは、前回のthの発音の記事でも言ったように、噛むのではないからです。舌を上の歯に当てる感覚です。(※今回は、前回言ったような、上の歯の”裏”のことではありません。)
基本的に、音を発声する際の口の形として、上の歯と下の歯の間から舌の先が少しでも出ていれば形は完成です。
私個人の意見ですが、「噛む」と教えられると、どうしても
1.舌をまず出してから
2.歯でその舌を噛む
という行為に移ってしまう人がいるような気がします。そうではなくて、
1.舌の先を少しだけ出せる程度に口を開けてから、
2.その開いた口を(上の歯と舌の歯の間を)舌で軽く塞ぐように
すればいいのです。
たちつてと、だぢづでど、が言えればthは簡単に発音できる
それでは形を覚えたら、次に感覚的な方法を取ってみましょう。ここからが、今回の記事で最も大切なことです。もしかするとこれだけを頭に入れるだけで出来てしまうかもしれません。まずは上で言ったような口の形を作ります。歯と歯の間に舌の先がちょこっとだけ出ているでしょうか?それが確認できたら、その状態から、「たちつてと」と言ってください。要は、舌の先を上の歯に当てながら、「たちつてと」と発音するのです。これが、無声音と言われる、thの発音です。
theatre, thunder, through, birthday, something, teeth, health、などのthが無声音のthです。
細かく言えば、その状態で「たちつてと」と発音すると、tha,thi,thu,the,thoとなりますが、要するにそのthの部分だけに注目してください。
では、同じように口をセットしたら、今度は「だぢづでど」と発音してください。それが、有声音と言われるthの音です。
the, those, these, though, weather, together, breathe, などで使われているthの音が、有声音のthです。
どうでしょうか?できたでしょうか?ここでの大切なポイントは、自分の発音を録音して客観的に聞いてみることです。自分で「出来た!」と思っても、実は全然出来ていなかったということは、発音の練習ではよくあることです。また、th+他の音でようやく一つの単語であり、他の音が加わった際にまた難しさが増す場合もたくさんあります。
例えば「through」なんかは、「th」のすぐ隣に私たちの苦手な「r」が来ます。とても難しいです。
結局、頭でやり方を覚えたら、次は実戦練習を何度も何度もすることが大切で、練習を重ねまくってようやく自分のものになるのです。
毎日、継続をして練習しましょう。大切なのは、録音することです。録音機器がない、または自分の声が嫌いすぎて録音したくない(笑)、という人は、発音のわかる友達に聞いてもらったり、英語を話す外国人の先生や友人に聞いてもらってフィードバックをもらうといいと思います。
また、ネイティブが実際にどう発音しているかを見たり聞いたりして、比べてみながら練習することも合わせて大切だと思います。大分前の記事、『かっこいい発音が欲しい!発音力をグンと上げる秘密な技』でも言いましたが、私自身は洋楽を歌いまくって現在の発音に至っています。それが最も効果的に発音力を伸ばしてくれたと自負しています。それはネイティブという見本の音と比べながら練習できたからです。歌に限らず、映画でも、動画でも、何かを見本とすることもとても大切だと思います。
一度ではマスターできないかもしれませんが、「苦にならない程度に」を常に頭に入れながら練習していきましょう。英語は気合いや根性で勉強しすぎると、結果的に挫折へと向かってしまうことがとても多いです。「海外で働かないといけなくなってしまった」といったような、英語を勉強するためのとても強い理由が作れないと、継続して英語を勉強し続けることはとても難しいのです。
これ以上話すと長くなり過ぎるので、今回のthの発音に関しての記事はこの辺にしておきましょう。今回も説明が下手くそだと感じた場合は、Twitterもしくはコメント欄にて質問をください。
それでは。
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