2013/06/01



第1文型はこちら→『第1文型はこうやってマスターせよ!』
第2文型はこちら→『第2文型には見極めるための鉄則が存在する!』

さて、5文型もほぼ折り返し地点まで来ました。残すは第3文型と第4と第5ですね。第2文型と第3文型が分かれば4も5もすぐにわかるようになります!そのキーとなる第3文型を今日はやっていきましょう!

第3文型=S+V+O

第3文型の構成は、

S+V+O

です。S=主語、V=述語、O=目的語と呼ばれています。目的語ということは、つまり、述語目的となる言葉という意味です。もっと言えば、述語標的となるものです。なので、目的語というのは、述語狙われているわけです。

例えば、

"I love him."

これは前回の文ですね。まず主語は最初に来なければいけないので、I(私は)が来ます。そして主語の次が述語だと決まっているので、love(愛する)、そして、その目的語となるのがhim(彼を)となります。

なぜhim目的語なのでしょうか?
先ほども言ったように、目的語というのは一体誰の目的になっているのかというと、述語さん目的となっているんです。

この例で言えば、love目的となるのがhimなわけです。

love愛しているその標的は?何が狙われていますか?誰が狙われていますか?loveという名前の述語さんは一体何を狙っているのでしょうか?何が欲しいのでしょうか? そう、himですよね。

他の例文で考えてみましょう。

"She slapped his face."

まず主語がShe(彼女は)、述語がslapped(slapの過去形で、「ビンタする」)、そして目的語がhis face(彼の顔面を)、です。(そろそろ語順はわかってきましたか?)

この場合で考えてみると、slapという名前の述語さん目的は誰なのでしょう?まぁ、この単語の意味のままで言えば、ビンタしたその標的は誰なのでしょうか?his face(彼の顔面)ですよね。笑

ここで第2文型との比較をしてみましょう

前回の記事で、第2文型(S+V+C)には鉄則があり、それはS=Cになるということでした。

では、第3文型はS=Oのようにはならないのでしょうか?

"I love him."

=ではないですよね?

"She slapped his face."

彼女=彼の顔面ではないですよね?

第2文型第3文型かの違いを見分ける方法の一つとして、動詞を見分けるというのがあります。

第2文型で使われる動詞は限られていて、isやbecomeなど、S=Cになれる動詞だけです。数えてもそんなにたくさんないと思います。中学や高校のテストでは、

●isなどのbe動詞
●become
●get

この3つくらいを覚えておけば問題ないと思います。これらの動詞が第2文型に使われます。
ただし、getに関しては「I got it.」のように第3文型で使われることもあるので注意です。こうなったときは、主語であるSとイコールになれるかどうかを判断してください。

では、動詞で見分けられるというのが本当かをここで実証します。

同じ文で動詞だけを変えてみたいと思います。

"I became him."

とてもおかしな文ですが、これは第2文型です。なぜなら、動詞がbecomeだということと、I=himだということです。彼になった」のですから、=です。

前回の方法で行けば、「は」を挟んで同じ意味の文になるかどうかを判断します。

「は」

ですよね?彼になったのですから、「私は彼」なのです。笑

また、S=CつまりC=Sですから

になったのは、

となりますよね。では次の文を見てみましょう。

"She became his face."

これもちょっとおかしな文になってしまいましたが、れっきとした第2文型です。

まず文の意味を理解します。「彼女は彼の顔になった。」

次に、becomeという動詞が使われていますね。この時点で「ん、第2文型の登場か・・・?」と思ってください。

次に、イコールになっているかを確認します。彼女=彼の顔 ですよね?だって彼の顔になったんですから、今は彼女は彼の顔です。・・・はい、とんでもない文ですね。笑 なんのことを言っているのかさっぱりわかりません。笑

そして、でも繋げられますよね。で繋げた時に、本来の文と意味が同じになっています。

最後に、逆にしてみます。彼の顔になったのは、彼女

はい、これで完璧に第2文型だということが証明されました。


さて、第2文型第3文型かを見分けるのに、こんなにもたくさんのことを確認しなきゃいけないのでしょうか?答えは、「始めのうちならYES」です。

慣れてしまえばこんなに確認する必要はありません。見ただけですぐにわかるものです。

今回こうやっていろんなことをやっているのは、わからないという人のために、絶対的な確認方法を教えたかったからです。

みなさんの学校の先生はどのようにして教えていますか?または教えていましたか?中には適当に教えられて理解ができなかったという人もたくさんいると思います。そんなダメダメ先生に代わって、私が少しでも理解の助けになれたらなと思っているんです。

そしてそれがこのブログの目的でもあります。自分自身でわかりやすい勉強方法を考え、それを実践して、活用していきましょう。このブログはその手助けのためのブログです。独学というのは自由にいろんなことができるというところが、何に手を付けたらいいのかわからないという意味で短所ですが、ある意味長所でもあるんです。逆に言えば、いろんなことを学習できるんですからね!

それでは、次回は第4文型です。ここから少しややこしくなりそうですが、第2文型第3文型の見分けができれば簡単にクリアすることができるでしょう!

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